神田さち子のライフワーク、ひとり芝居 『帰ってきたおばあさん』
神田さち子がライフワークとして続けるひとり芝居
『帰ってきたおばあさん』。
国内外で感動の声を呼び、ロングラン上演を続けています。
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■ 「帰って来たおばあさん」は、何年も前から日本中のあちこちで人々を感動させてきた、実話をもとに作られたお芝居なんだ。
終戦後重なる不運で中国から帰国することができなかった、残留婦人の波瀾万丈の半生を描いている。
僕もまたおばあさんに会いに行こうと思っているんだ。
ーーー ちばてつや氏(漫画家)
■ あらすじ
念願叶って懐かしい祖国に一時帰国した王桂花(日本名:鈴木春代)。
鹿児島の錦江湾の浜辺で、ボランティアに自身の半生を語り始めた・・・
『わたしたち夫婦は、新しい生活を目指して満州(中国東北部)開拓団に加わり、大陸へ渡りました。
農業も順調、子宝にも恵まれて私たち家族は幸せでした・。。』
その幸福も日本の敗戦によって激変。逃避行の中で春代は我が子を手にかけ、匪賊に襲われ、夫にも見捨てられる・・。
置き去りにされた彼女を助けてくれたのは中国人の王才人。
中国人の彼との間に子供も産まれ、再び新しい家族と幸せを見いだしたのもつかの間、
中国全土に吹き荒れた文化大革命の嵐で彼女の家族はバラバラに・・・
『私たちは、日本の国へ何も言うことはありません。
ただ、私たちのような者が中国の地にまだたくさんいることを、忘れないで下さい。』