2003/05/31 (土)

雨だれ

新宿の人ごみ、車内の湿気、外は雨しかもかなり激しく・・・3拍子そろうと汗を拭く私の顔に苛立ちがーーーでも〜でも今日の私はちょっと違うんです ♪〜

窓に打ち衝けんばかりの雨だれ、雫、が幾何学的に斜めにカーブを描くとふうっと「あの音が」思い出されます。土砂降りになり地面に叩きつけるようにはねている雨はまるで生まれたての小鳥達がえさを待って口をピーピーあけているように見えるのです。

ふふふっ・・・この世界!ト、ト、ト。ポンポンポン。
そう30日に聴いたピアニスト中島裕紀さんのショパン前奏曲「雨だれ」です。昨夜の”あの音”がまだ極楽の余り風のように私の心に残っています。

「すっかり心が癒されました」「お風呂に入っても中島さんのCD音が迫ってくるのよ!」とたくさんの方からお礼のTELがありました。外は小止みになりました。樹木に宿る雫よ、大きな雨だれ音を聞かせておくれ。

中島さん 11月共に良い作品を創りあげましょうね。



「さちこち」バックナンバー目次へ戻る