2003/07/21 (月)

公演終了--皆さんありがとう

7月18,19日無事松本、箕輪公演が終了しました。2会場とも開場時間を早めにしたほど皆さん待っていてくださり満席の状態でした。実行委員の方々の半年にわたるボランティア精神のお陰で市、町あげての事業のようでした。

ピーンと張り詰めた心が私と観客の皆様とまさしく一体となるーー緞帳が下りる時は『琴線が触れ合う瞬間』そう思える今回の公演でした。

上の写真は松本会場で三沢さんからのプレゼントです。満州から引き揚げの時6歳の兄を亡くされました。その鎮魂を込め、ご自宅で栽培された手作りカーネーションほかたくさんの花を今日の日に・・・と。なんと心のこもったずっしり重い花束だった事でしょう。

箕輪では肉親が数十年ぶりに判明した上条さん兄妹がご来場になっていました。舞台の主人公よりもっと幼い時の逃避行を聞く事が出来ました。妹さんご夫妻は今祖国日本で心を癒していらっしゃいます。東子さんは60歳。私と同学年でしょう。か細いお体が忘れられません。

「どうか穏やかな日々をこの箕輪で!」と心から願い手を取り合いました。箕輪で頂いた花束は自宅でこんなに華やかに。馥郁とした香りで私のまわりを包んでくれていますよ。皆さんありがとうございました。りましたよ。




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