「出羽桜」とさつまいも

ねぇ お地蔵様　あなた様のお顔を山形の駅構内で拝見した時なんだか「ホッ・・」として足を止めました。赤い前垂れが可愛くて思わず手を合わせて一言「おばんです！」。まあ！すだれの向こうは、いで湯の町らしくミニ温泉が箱庭のように作られ、見事な湯けむりなぞ上がっているではありませんか。”ディスカバージャパン”を彷彿とさせ「よし、仕事前の一風呂といくか！！」

そんな郷愁まではまだ良し。真向かいのキオスクが目に入るとだれかれの顔が浮かび地元の銘酒「出羽桜」と甘い物を買いました。重いのはこりごりといつもフテるくせに〜〜。

帰京後酒に目がない知人に
「ハイ、地蔵様が見守っておいでのご利益銘酒よ！」
「うまそうだな・・熱燗？イヤ冷だこれは。僕からはこれ」
見ると小型のタッパーに大学イモが。そうか、彼らは自分達で畑を借り「晴耕雨読」「自然を守ろう」と気長にドングリ林など管理しているんだったな。

お地蔵様！都会のミニコーヒー店で吟醸酒と旬の”おさつ”を交換しました。今の慌ただしい生活のなか前垂れの赤い色や穏やかな眼差しがもう恋しく懐かしくお目にかかりたいな・・・外は「つるべ落とし」でした。

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