2004/02/26 (木)

書いています!

書く?打つじゃないの?と訝しがられそうですが、私は今机の前に正座し原稿用紙に向かっています。
何年ぶりでしょう、本格的にマス目を埋めているのは・・・

1993年に「心のはらっぱ」を出版しました。「その後のはらっぱはどうなったのかしら?」と催促されながら10年あまり経ってしまいました。

出発は語りの世界。その私がいつしか自然な日々の生活の流れの中で、たくさんのプロとの出会いを重ねてきました。今”一人芝居”と言う表現の形で舞台に立っています。

「はえぬきの役者じゃないあなたがあの”俳優座”で演じきる!!何があなたをそこまで動かすのかしら?」
編集者の真摯な疑問は、私を魅きつけ心をグイッと前のめりさせました。

そうだ! あのはらっぱに、ある時は風が吹き、木が育ち、伐採され、たっぷりの給水の後、再植林された〜〜今どんな「はらっぱ」になったか、なろうとしているか・・・・書こう。

半徹夜を続け、呻吟しつつ原稿用紙に向かう私の背に、今日も沈丁花の香りがほのかに漂っています。

題材の普遍性のなかに”私”という個性を散りばめた1冊の本。
脱稿を待っててくださいネ。




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