2004/03/25 (木)

故郷へ

北海道から戻り、すぐに九州へ。
百人一首の一番

秋の田のかりほの庵(いお)の
とまをあらみ
わがころもでは露にぬれつつ

こう詠われている故郷は自然と歴史、文化に育まれた所とも言われてきました。
天下の清流「筑紫次郎こと筑後川」の土手は この時期赤紫のレンゲ、黄色い菜の花におおわれ暫し絶景かな〜〜〜です。
本当に春の光の中でボッ〜〜と寝ころがっていたいもの。

この郷愁を分かち合える方と出会いました。
舞台は士別市。講演会が終了した後、高校の先輩が控え室へ。雪道を2時間かけていらしてくださったその方は、なんと44年前に数学を習った先生のご子息でした。おまけに私の兄とは同級生とわかり、北と南の点がみるまに懐かしい線に。
北国での邂逅そしてエールは後輩の私にはどんなに嬉しかったことでしょう!
帰省した故郷での「先輩談義」はいつしか各自のほろ苦い青春談義にも発展しました。

モテなかった話など今になれば抱腹絶倒・・・祖母、伯父、母達の昔話は息子夫婦にはどう映ったのでしょうか。
旬の土筆の”エグさ”がなんとも心地よかったのは故郷なればこそでしょうね。




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