綿羊牧場の山上レストランから窓越しに撮った士別市街の写真。
この白銀の世界がみるみる茶色に?−−−黄砂が舞い空が異様にかすんで夕焼けのように鈍い色なったと卯城先生からのTELで知りました。公演終了の5日後との事。
58年前の中国奥地の開拓村。乳房に顔を埋め幸せにおっぱいを飲んだ赤んぼうたち。何処にでもあるささやかな家族の一コマでした。
ところが敗戦と共に平穏な時間は無残にも!命からがら日本に帰るため、生きる為にわが子に手をかけざるを得なかった。その母達の慟哭は、せめて”黄砂”になってでも日本の地を踏ませよう・・そう思いたい私でした。
士別公演は行政と市民の「協働」で、初めての事業だったと伺いました。やっぱりその熱い想いが海を隔てて「何かを」巻き起こしたのでしょうか。
公民館、文化協会、セミナースタッフ、女性自主企画委員そして何より市民の皆様、ご来場も方々。北国の出会いに感謝!
(写真 樹木の奥が士別市街)