2004/07/31 (土)

牛飼い

美利河とはアイヌ語で勿論”美しい河≠意味します。

見渡す限り山に囲まれ道の両端は広々とした牧草地なので川など
真剣に探した事がありませんでした。

きれいな川が牧場の下にあるらしいので丸山家の牛飼い昇祐君(27歳)に案内をしてもらいました。
牛小屋まではしょっちゅう足を運びましたがその奥に放牧される
一帯があったとは〜〜。

昇ちゃんが若い雌牛を川へ誘導します。というより彼女達は美味しい草、水がある所を熟知しているので自由並びでゆっくりでもトットコ急ぎます。

「その一頭は?どうしたの?」手綱を引かれています。
「うん・・ちょっといじめられ牛(こ)でね。少し気が荒いから」と私に何かしないようにとの心遣いでした。走ったらダメと聞いていたので雨上がりのぬかるんだ坂道を落ち着いて〜〜〜。

好奇心一杯のピチピチギャル(おっと牛さんでした!)は私の首あたりに鼻息をかぶせつつ偵察中。「昇ちゃん!助けて」でも教えられた通り平静に慌てずに。私の心臓ばくばく中。
「はい おいで こっち〜〜」昇ちゃんの穏やかな優しい呼び声でゆったりと移動して行きました。

牛飼い昇祐くんは自分から進んでこの世界に飛び込んだ若者。
夢と理想を着実に実現中の町のホープです。

美利河の清らかな流れで育った昇ちゃん 再会を!






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