2004/11/23 (火)

秋田市〜四街道市へ

秋田県の曹洞宗の年一回の公開講座に参りました。

「禅センター」の2階は250人位座れる畳敷きです。ふと奈良にいたときの薬師寺の写経道場を思い出しました。
秋田市にしては珍しいほどの初冬の小春日和。窓からまぶしいくらいの日が差し込むのです。

ご住職も勿論ですが寺族(じぞく=ご住職夫人)の方やこの講座を毎回受けられている皆さんとの出会いがありその真剣な眼差しに「北の国の語らいの場」として私の肩に力が入りましたよ。

「ここにさちあり♪♪・・・じゃありませんが神田さんにさちあらんことを!!」と謝辞の言葉をやわらかく布教部長さんがまとめられました。持参した本が足りなくなり慌てました。秋田の皆さん有難うございました。

28日は千葉県四街道市の「芸術文化団体連絡協議会10周年記念講演会」に招かれました。郷土史家 詩吟 コーラス 劇団 日本舞踊 囲碁 文芸ほか沢山の文化芸術家の集まり。皆さんそれぞれの道で「一嘉言」おありの方なので緊張気味でお話をさせていただきました。

どの会場でも思うのですが"重度脳性まひ女性と私の歩み≠サして「彼女の語り」のテープが流れるとピーンと細い糸を引き合うような雰囲気になるのです。これはまさしく彼女の「あらん限りの魂の絶叫」が相手の心へ伝導していっているんだな〜〜〜と感じます。いつも私が彼女にエールを送りファイトを貰う瞬間でもあります。

事務局長の北原さんが「う〜〜〜ん。今語っている彼女(43歳)の源氏物語≠是非聴いてみたいな!!」と。
それほど(命をすり減らしつつも)彼女の声は「勢い」があり生を輝かせているのです。  




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