2007/04/19 (木)

迷惑な贈り物 (2)

美和さん あなたの母上そしてお仲間達との旅も1日経ちみんな元気。ロビーで「神田さん 朝食は?」と聞かれたけど「とっくに!もう一巡り散歩も済んだよ」という風に・・・順調な朝です

ホテルは「ソフィテル・ヴィクトリア」。ワルシャワの中心にある近代的なホテル。3階から眺めると早朝仕事に出かける人 電車 バスの乗客の姿をはっきり捉える事が出来ます。少し早かったけど 散歩に出ました。

ホテルの前は無名戦士の墓広場 裏は美大〜〜芽吹き始めた樹木は若草色。澄んだ朝の空気を吸い込んだ私は見上げるポプラに「Dzien dobryージェイン ドブリィ!(おはよう)」
通りの一つ先では早朝から道路工事イヤ樹の植え替え作業かな?
オヤッ 随分若者がバスから降り 駆け足で〜〜早出の工場出勤か? それにしても隣はまた由緒ある教会だな・・・色々想像しながらの一人歩きは異国ならでは楽しみなのです。

ホテルに戻るとガイドのアリシアさんが大型バスと共にお出迎え「アリシアさん あの近くに工場があります?」と尋ねると「ポーランドの名門大学ワルシャワ大学ですよ」ときました。ありゃ・・・。小脇に抱えたカバン 簡素な服装 小走りに駆け込む姿〜〜今思うと真剣に学ぶ意気込みだと判ります。

ワルシャワゲットー記念碑 蜂起記念館 バルバカン 旧市街広場 歴史博物館 聖十字架教会(ショパンの心臓が柱に埋められている)と、もう時間が足りない位。
第2次世界大戦では市街の84パーセントが壊滅。15年の歳月で不死鳥のように蘇った旧市街は観光客を迎える準備でカラフルなテント 椅子が整然と。あたりに漲る活気!

石畳 真っ白な花 バルバカンの城壁(落ち着いたレンガ色)その先にキューリー夫人の生家〜〜旅人として和み始めた頃 「街の中心部に見えたワルシャワ一の高層ビル文化科学宮殿はソ連からの贈り物。国民は皆”迷惑な贈り物”だと言っています」の言葉が心に沁みてきました。
     (写真: ワルシャワ蜂起記念像)



 


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