2007/04/22 (日)

はるか鉄塔を・・・(4)

美和さん 1年前の3月この地は 粉雪が舞っていたのですよ。
メンバーは マフラーをすっぽり頭から巻きつけ、ワナワナ震える唇から漏れた言葉は「・・・寒い・・・こんな所に貨物列車で4〜7日間 閉じ込められて送り込まれてきたんだね・・・」でした。

1年と1ヶ月後の4月半ば、一面緑の草が〜〜そこかしこに西洋タンポポが咲いているではありませんか〜〜命の花が!
よかった 寂寞 荒涼 退廃感しか持てなかったこの地に つなげるべく 語り継ぐべく「命の連綿」が存在していた。

樹木が 花が 草木 鳥 風が伝える〜〜忘れてはならない人間が犯した最大の愚行をーー。
 (写真: 引込み線脇に一面草木 草花が)




 


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