三鷹へはよく出かけます。バスが「禅林寺前」に留まるたび 毎回よぎる〜〜よし 用事を早く済ませ 今度こそ太宰治のお墓へお参りをしようと・・・。
今日6月19日は「桜桃忌」。
思い起こすに〜〜「人間失格」「斜陽」を論じないと いっぱしの「文学少女」になれない。「走れ メロス」は当時の読書感想文の上位を占めた〜〜懐かしいな。
中学時代、難解な言葉 ニヒルな容貌からくる深謀遠慮的な文体にはなかなかついていけず どれだけ”読んだ(〜〜ふり)解った(〜〜ふり)”をしたことか。
この地に住むようになって 直ぐに玉川上水の入水したあたりを訪れた〜〜ここで!と驚くようなハケの道の一角だったのを覚えている。
6月 北国に鮮紅色の宝石のような果実がなる〜〜それが太宰治の鮮烈な生涯と珠玉の短編作家というイメージに相応しいということで「桜桃忌」と称す(”三鷹文学散歩”より)
私はあのニヒルな佇まい 風采 物腰からしてこの季節の「あじさい」が似合うと思うーー雨の日にわが身を輝かせる〜〜花弁一杯の薄青色の・・・。 (写真: ひと雨欲しがるアジサイ)