朝食　　−（６）

トロントからモントリオールへはVIA鉄道で約５時間。
車窓からの紅葉も望めると聞いていたので楽しみにしていた。

カナダ最大の都市トロントへ別れを告げる。３泊したホテルは郊外だったので市電を利用した。ナイアガラ観光の日は最終電に間に合うよう深夜の街を走った。靴が抜けそうになった娘はとうとう、裸足で（苦笑）。電車を追っかけて「止めて！！」と叫ぶ母の後から若い女が〜〜。お粗末な珍道中はこれからまだまだ〜〜〜。

思い出し笑いをしてる間にカナダ第２の都市モントリオールへ。パリにつぐ世界第２のフランス語圏。ここがこの旅で一番長い滞在５日間を過ごし　私が心待ちにしていたメープル街道（日本人用の言葉）への入口の街。

ピエールとギオンと言う男性（後で年を聞いたら６０歳と５２歳とか）二人が経営しているホテルへ。全くの一般家庭だ。到着早々「ほら　７月には日本人も泊まってくれたよ」と芳名帳を出して見せてくれた。

娘が期待していたアットホームな雰囲気！美味しい朝食を日替わりメニューで戴いた。ベランダに”パンダ”と言う名のコリー犬　話好きの生粋のカナダ人ピエール　フランスから来て３２年と言うフランス人ギオン。当然二人とも２ヶ国語を話す。

共同経営者？　うん〜〜？ギオンは妙に優しいな。まっ　詮索は止めて紅葉だ。まるで探し物を見つける如く私はキョロキョロと赤　黄色を探す。
　　　（写真：ギオン手製のほうれん草のキッシュほか。美味かった）