場内あちこちでスタンディングオベイション!
鳴り止まぬ拍手!
そしてなかなか立ち上がらない聴衆!
ここは上野の「クリスティーヌ・ワレフスカ」のチェロ・リサイタル会場。36年ぶりの来日。ファンには待望のリサイタルだったことでしょう。
音楽を語るにあたり「驚天動地」と言う言葉をたった1度使った、それは彼女のソロの演奏を聴いたときの演奏評--(パンフレット挨拶文ーー竹内規久雄氏)と称されたごとく、聴衆は一気に息を呑み身を乗り出し、ワレフスカの世界に魅せられていったのです。
チェロという楽器がワレフスカにより自在に感情を発露した〜〜激しく啼き−鳴きー泣き音が舞う。ブラームスがショパンが迫ってきます。
”人の声の音域にもっとも近い楽器”と言われていますが本当にそうでした。初めて認識しました。
ワレフスカの伴奏を努めあげた知人のピアニスト福原彰美さん。突然だったとはいえお見事!!何度も何度も大拍手の中 ワレフスカさんがあなたの左手を持ち上げ讃えてくれましたね。
ニューヨークに帰国するまで少しゆっくりと家族との団欒をなさってね。お疲れさまでした。
写真:(終演後ロビーにてワレフスカさん)