2011/08/21 (日)

「ア・リ・ガ・ト・ウ」

マスク姿のはるね先生。左の方は開館までに片腕となられたボランティアのNPO地域資料デジタル化研究会の小林是綱理事長。平和文庫完成の写真(PCで)を見入る病床の中村克郎氏。
テレビを通しての映像なので画面が反射してます。
 (TBSテレビから)

深夜に見れた!

ーーわだつみのこえよ永遠に〜受け継がれる平和への想い〜

深夜この番組に出あえました。
山梨県塩山市に開設された学徒手記や写真のほか、戦争や平和に関する書籍や映像など約3万3千点を展示しています。
 学徒動員らの永久平和への想いが込められた”わだつみ文庫(中村徳郎・克郎記念館)”
産婦人科医中村はるね先生他、ボランティアの方々により、10万冊に及ぶ蔵書をひと夏かけて(事前準備は数年前から)整理・展示・開館にわたる感動のドキュメントです。

膨大な岩波書の全てを買われていたはるね先生の父中村克郎氏は
当時帝大生の兄、徳郎氏の遺言ともなった「岩波の本はみな揃えるように・・・」を守り続けていらしたのです。

寝たきりの父克郎氏のベットで「やっと出来たよ“わだつみ文庫”が!!」とはるね先生が叫ぶと殆ど無反応だった父の瞼が反応し奇跡の声が漏れました「ア・リ・ガ・ト・ウ・・・」

深夜ひとり涙していた私でした。そして何時の時代も平和であらねば〜〜〜心底思ったのです。
  写真:(左ー中村徳郎氏直筆のノート(きけわだつみのこえ原書ーTBSTVより)




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