2011/09/06 (火)

中国デー

新しい出会いをしました。彼女とは今年3月さる講演会で名刺を交換、言葉を交わしていました。そうだ中国帰国者関係のお仕事をなさっているので公演のお知らせを!

早速連絡を戴きました。残留孤児達は殆ど日本語が出来ないので
会場に字幕スーパーはないかという質問。かなり古い会場なので多分無理だろうと言う事で、事前に中国語の脚本を読んでもらっておく事にしました。

彼女(自立研修センター相談員の八倉さん)は2人のお子さんをお育て中。そんな中でも所沢〜都内と帰国者達の自立の為、働いていらっしゃるのです。寛容なお人柄、聞き上手な彼女に惹かれ、いつしか私はこの舞台を始めるきっかけ、想いそしてこの世界へ入るルーツへを延々と話したのです・・・。

公演前は雑多に追われるのですが“原点に還れた”貴重なひと時でした。

夜紀伊国屋ホールでの加藤嘉一氏の講演会へ。今中国でもっとも
名前の知れた日本人!このうたい文句は以前から知っていました。若干27歳で軸足は日本、活躍の場は中国、共にグローバルに共感ー発信していきましょう!!と聴衆に呼びかけられました。「流した汗は決してうそをつかない」と言う言葉も。
写真:(瀧下ご夫妻の絵葉書きから。私の今の心境)




またも・・・

台風12号は紀伊半島、奈良県十津川方面に傷跡を残しました。お亡くなりになられた方々に合掌。

和歌山橋本市の知人は無事、三重県熊野の経子さんはご実家の京都滞在中で難はまぬかれたようです。

ずたずたに引き裂かれた山村、土砂流の凄まじさを画面で見ていると1981年十津川を訪ねたことを思い出さずにいられません。

奈良からたっぷり5時間。当時「東京へ行くより遠いですね〜〜」と車中すっかり仲良くなった運転手さんにもらした事を私は自署「心のはらっぱ」に記していました。

その頃、描いていた十津川への想いはーー“モノトーンの中での湯煙 ポツポツとある湯治場 透き通った清水・・・前も山、後ろも山 右も左も山山山・・・陸の孤島と言われた秘境”ーーでした。だから私は民話の取材に馳せ参じたのです。

山峡深き谷底が無残な土砂流に押しつぶされている十津川・・・私に30年の歳月を一気に呼び覚まさせました。1日も早い復旧を!!。 写真:(毎日新聞1面から)





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