2012/10/09 (火)

やっぱり最高ですね!

私の「ノーベル賞」という言葉、イメージの記憶の定着は湯川秀樹博士に始まったと思います。

博士の自叙伝で「幼い頃、よく墓場近くでかくれんぼをしていた。見つからないように墓石傍の草むらに寝転っていた。フト見上げた樹間から漏れる木漏れ日。キラッ、キラッと!美しく得も言えぬ情景が醸し出された・・・・。」

いつか素粒子を研究するようになり、その光景がなぜかありありと浮かび思い出される〜〜〜という1文を今度は私が思い出しました。

勤勉で今風な感じの山中伸弥教授の受賞は数年前から下馬評には上がっていましたが、とうとう今回受賞。本当に嬉しかったです!ここ数ヶ月新聞を広げれば、嫌な気持ちになる出来事ばかりでしたもの・・・。

「1回の成功の裏に9回の失敗があった・・・」と淡々と述べる山中教授の言葉の裏にどれだけの艱難辛苦があったか。平静に穏やかに心境を述べられるから余計それが沁み込み、伝わりました。

知佳奥様の支え、子供達の笑顔が唯一の癒しだったというのも心に響きますね・・・ホントに。
おめでとうございます!私たちの心に大きな希望の灯がつきます。写真:(祝!山中伸弥教授!! −毎日新聞よりー)  


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