2012/10/31 (水)

民は民で!(王小燕さんの記事から)

王小燕さん。お元気でお仕事頑張っていらっしゃいますね!!
あなたの勤務先の中国国際放送局のHPを開くと、盛りだくさん日本の状況を伝えてくれてますね。

日中間であなたのラジオ放送をどれだけ拝聴しているか〜〜。
あなたの素晴らしい感性で日本への思いを冷静にこれからも伝えて欲しいと思いますよ!

さっき私に届いたメール〜〜!
ほらあなたの事をこうして何時までも記憶している人が日本には一杯。お互い更に日中の友好を深め合いコツコツと築き上げていきたいものですね。

〜〜〜届いたメール文〜〜〜(大学の先輩から)
王小燕さんはNHKラジオの中国語講座のテキストに
コラムを書いている方でしょう。
かって中国語の勉強に取り組んだ時、彼女の日本語表現力の素晴らしさに感動したものです。
この紹介文も来場者の感想や貴女の気持ちを、「 」書きで 紹介していますね。
読む人にとって非常に分かり易い書き方です。(N先輩より)
   写真:(人民中国/10月号 中国公演の様子が見開きで掲載。謝々)

命の営みをたずねて

田口精一先生(劇団民藝)の朗読会へ参りました。チラシには、かの名優滝沢修先生の弁〜〜
「対象に何処まで対峙したかどうか。それは、作品が全てを物語る。言い訳はまったく通用しない。厳しいもんだよ。つまり僕たちは、毎回、恥を書いているわけだ。勿論、藝術に、完全、完成はないさ。でも怠けていたら、どんどん落ちていく、恐ろしいよね。だから毎日デッサンする。現役を続けるということは、そういうことだよ」が記されていました。

田口先生の朗読でやはり「兵隊ばなし」(大橋喜一作)が私にはグサリときました。拭い去ろうとしても情景が浮かんできては体が硬直するのです。それほど原作者大橋先生が「〜〜そうだな。言い残し書き残しておかないと〜〜」と仰った作品だけある。その意を汲み田口先生が渾身で語られた!!見事な”太筆の2重枠位のデッサン”でした。

内容は当時の作品には必ずと言っていい程、記された中国侵略の時の新兵のむごたらしい体験談でした。
田口先生は対峙を怠る事無く「84歳の私。見渡せば殆どが戦争を知らない人ばかり。自分がやるべき事は、当時を語り継ぐことだと思う・・・」。
同感!!

私はデッサンを怠っている〜〜帰りに反省&自問し続けました。
写真:(田口先生のチラシ)




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